最終更新日: 2026年7月8日
本ドキュメントは、TAB譜・五線譜作成アプリ「notave」の操作マニュアルです。画面の各要素と機能を、実際の画面キャプチャとともに説明します。
初回起動時は利用規約への同意画面が表示され、続けて操作ツアーが開きます。ツアーは「スキップ」で閉じられ、画面右上のショートカット一覧アイコン(?)からいつでもキーボードショートカットの一覧を呼び出せます。
1. 画面構成
notaveの画面は次のブロックで構成される。
- ヘッダー:シート表示切替(セッションシート/コードチャート)、元に戻す/やり直し、新規作成、インポート/エクスポート、印刷、ショートカット一覧、フィードバック送信、言語切替、ログイン
- シート設定バー:拍子・調号・1行あたりの小節数・チューニングの現在値を表示。クリックで設定パネルを開閉する
- 再生バー:再生/停止、前後の小節、ループ、BPM、スウィング、音量、メトロノーム、自動伴奏
- 譜面表示エリア:五線譜とTAB譜。小節番号をクリックすると小節ごとの設定パネルが開く
- 入力パネル:右側(モバイルでは下部シート)。五線譜/TAB入力/コード選択/マニュアル入力の4モードを切り替える

2. シート設定
シート設定バーをクリックすると、「譜面」タブと「チューニング」タブを持つパネルが開く。
2.1 譜面タブ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シートタイトル | 譜面のタイトルを入力する |
| 拍子 | 2/4, 3/4, 4/4, 5/4, 6/8, 7/8, 9/8, 12/8 から選択(シート全体の初期値。小節単位での変更は「5. 小節の操作」を参照) |
| 調号 | 長調・短調をキーボタン一覧から選択 |
| 1行あたりの小節数 | 1〜6小節 |
| 小節幅を均等にする | オンにすると、1行内の各小節の幅を音符量に関わらず均等にする(より多くの幅が必要な小節は必要分を確保) |
| インターバルを表示 | 各ノートのコードルートからのインターバルを、五線譜とTAB譜の間に表示する |
| 2声部入力(メロディ+伴奏) | ソロギター(コードメロディ)向け。オンにすると声部切替UIが表示され、メロディを上向き符尾の声部として入力できる |
| 編集時に入力パネルを開く | 入力パネルが閉じている状態で五線譜/TAB譜をクリックした際、対応する入力パネルを自動的に開く(既定でオン) |

2.2 チューニングタブ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プリセット | 標準(EADGBE)、ドロップD、DADGAD、半音下げ(Eb)、全音下げ(D)、オープンG、オープンD、ドロップC |
| カスタム | 6弦〜1弦(新規作成でベースを選んだ場合は4弦/5弦)を1本ずつ個別の音高に設定できる |
| カポ | なし、1〜7フレット |
| チューニング変更時 | 「運指を保持(音が変わる)」=フレット位置をそのまま保つ/「音を保持(運指が変わる)」=フレットを再計算して同じ音高を保つ。チューニングやカポを変更した際、既存のボイシングをどちらの方針で扱うかを指定する |

3. 新規作成
ヘッダーの「新規作成」をクリックすると楽器選択ダイアログが開く。ギター(6弦・標準チューニング)、ギター(7弦・低B)、ベース(4弦・ヘ音記号)、ベース(5弦・低B)の4種類から選び、「作成」で新しい譜面を開始する。

4. 入力パネル
入力パネルは上段のタブで「五線譜/TAB入力」(直接入力系)と「コード選択/マニュアル入力」(コード入力補助系)を切り替える。
4.1 五線譜モード
五線譜をクリックすると、その拍にカーソルが立つ。以下はキーボード操作の一覧。
| 操作 | キー |
|---|---|
| 音名入力(同音で削除) | A〜G |
| ♭ / ♯ | [ / ] |
| 半音調整 | ↑ ↓ |
| オクターブ調整 | Shift + ↑ ↓ |
| ビート間移動 | ← → |
| 音符を前/後ろへ移動(スライド/入替) | Alt + ← → |
| 音価設定 | 1〜7 |
| 休符に変換 | 0 |
| タイ | L |
| 音符を他声部へ移動 | Shift + U |
| フレット候補切替 | Tab |

4.2 TAB入力モード
TAB譜をクリックすると、フレット番号を直接入力するモードになる。
| 操作 | キー |
|---|---|
| フレット番号入力 | 0〜9 |
| ビート間移動 | ← → |
| 弦間移動 | ↑ ↓ |
| 次/前の小節へジャンプ | Ctrl + ← → |
| 音符を隣の弦へ移動 | Alt + ↑ ↓ |
| 音符を前/後ろへ移動(スライド/入替) | Alt + ← → |
| 音符を移調(半音) | Shift + ↑ ↓ |
| タイ | L |
| ハンマリング/プリング | H |
| スライド | S |
| ミュート/ゴースト音 | X |
| パームミュート | M |
| アクセント | A |
| ベンド切替 | B |
| ベンド&リリース | Shift + B |
| グリッサンド(イン) | G |
| グリッサンド(アウト) | Shift + G |
| ビブラート | V |
| 音符を他声部へ移動 | Shift + U |
| 休符に変換 | R |
| 弦の音を削除 | Backspace |
| ビートを削除 | Del |
| 編集を確定 | Enter |

4.3 コード選択モード
コード名からボイシング(押さえ方)を選ぶモード。
- ルート音(C〜B、♯/♭)とコードタイプ(7th/トライアド/Sus/6th/テンションから該当のコード品質)を選ぶ
- 下部の「ボイシングを選択」に候補が一覧表示される。フィルターでオープン/Drop2/Drop3/Root省略/5th省略/Root+5th省略/トライアド/スプレッド、ルート弦(6弦ルートのみ/5弦ルートのみ)、トップノートを絞り込める
- 前後のコードとスムーズに繋がる(ボイスリーディングが自然な)候補には「おすすめ」マークが付く
- 候補をクリックして追加、または「追加(コード名表示)」でコード名付きで追加

4.4 マニュアル入力モード
自動提案を使わず、押さえ方を自分で指定するモード。フレットボードを直接クリックするか、「弦」「フレット」の数値入力欄に入力して「音を追加」で1音ずつ組み立てる。

5. 小節の操作
譜面上の小節番号(①②③…)をクリックすると、その小節専用の設定パネルが開く。
| 分類 | 項目 |
|---|---|
| 編集 | コピー/カット/小節を削除 |
| 挿入 | 前に小節を挿入/後に小節を挿入 |
| 小節線 | \|:(開始リピート)/:\|:(終了かつ開始)/:\|(終了リピート)/\|\|(複縦線)/\|](終止線) |
| 拍子 | その小節だけ拍子を変更(2/4〜12/8) |
| カッコ | 1番括弧/2番括弧/3番括弧(Nカッコ、繰り返しの分岐に使う) |
| 反復記号 | 𝄉(セーニョ)/𝄌(コーダ)/D.C.(ダ・カーポ)/D.S.(ダル・セーニョ)/Fine/To 𝄌/D.C. al 𝄌/D.C. al Fine/D.S. al 𝄌/D.S. al Fine |
反復記号のうち𝄉と𝄌はセーニョ/コーダの目印そのものを小節に置く記号で、それ以外(D.C., D.S., Fine, To 𝄌 など)は「どこから読み直すか/どこで終わるか」を指定するナビゲーション記号である。

6. 再生
6.1 基本操作
再生バーには、再生/停止、前の小節/次の小節、選択小節(未選択なら全体)をループ再生、が並ぶ。小節番号や範囲を選択した状態でループボタンを押すと、その範囲だけを繰り返し再生する。
6.2 テンポ・スウィング・音量
BPMは-/+または数値入力欄で直接指定する。スウィングのスライダーで跳ねる比率を、音量のスライダーで再生音量を調整する。「最初から」ボタンで再生位置を先頭へ戻す。
6.3 メトロノーム
メトロノームのアイコンをクリックすると設定行が展開する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パターン | 全拍/2 & 4/裏拍 |
| クリック音量 | スライダーで調整 |
| カウントイン | なし/1小節/2小節 |
6.4 自動伴奏
自動伴奏のアイコンをクリックすると設定行が展開する。入力済みのコード進行に合わせて、ベース・ドラム・コンピング(伴奏楽器)を自動生成して再生する。
| パート | 選択肢 |
|---|---|
| ベース | エレキベース/ウッドベース(各音量スライダー) |
| ドラム | (音量スライダーのみ) |
| コンピング | ナイロンギター/ピアノ(各音量スライダー) |

7. notave AI
画面左下の紫色のアイコンから notave AI を開く。自然言語の指示で譜面を生成・編集する機能で、次のような使い方ができる。
- 「枯葉をジャズギターのコンピングで」のようにゼロから譜面を生成する
- 編集中の譜面を渡して「もっとジャジーに」のように調整を依頼する
生成結果はAIによる自動生成であり、正確性は保証されない。実際に再生して内容を確認したうえで使用すること。利用回数には上限があり、詳細は「14. プラン(Free/Pro)」を参照。
8. インポート/エクスポート
ヘッダーの「インポート / エクスポート」から以下を利用できる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 共有リンク | 譜面をURLで共有する |
| ファイルを開く | JSON形式の譜面ファイルを読み込む |
| ファイルに保存 | 譜面をJSON形式で保存する |
| ビデオエクスポート | 譜面がスクロールするMP4動画を書き出す。YouTube用(16:9)、ショート動画用(9:16)、正方形(1:1)に対応。ギター音とメトロノームクリックを含む音声付き。背景をクロマキー(グリーンバック)にすることも可能 |
| 画像エクスポート | 譜面を画像として書き出す |
| 音声から譜面へ変換 | 音声ファイルから譜面を生成する |
| MIDIからTAB生成 | MIDIファイルから譜面を生成する |
| MusicXMLからTAB生成 | MusicXMLファイルから譜面を生成する |
| MIDIエクスポート | Proプラン限定。DAWでの編集用にMIDIを書き出す |
無料プランの動画出力・印刷出力にはウォーターマークが付く。

9. 印刷
ヘッダーの「印刷」から、1行あたりの小節数(2または4)と印刷サイズ(大/中/小)を指定してPDF印刷を行う。

10. 表示切替:セッションシート/コードチャート
ヘッダー左上のトグルで、譜面の表示形式を切り替える。
- セッションシート:五線譜とTAB譜を同時表示する標準表示
- コードチャート:TAB譜を表示せず、コード進行だけを俯瞰できる表示

11. モバイル表示
notaveはレスポンシブ対応しており、スマートフォンのブラウザからも操作できる。入力パネルは画面下部のシートとして表示され、タブで五線譜/TAB入力/コード選択/マニュアル入力を切り替える。

12. キーボードショートカット一覧
入力モード別のショートカットは「4. 入力パネル」の各表を参照。以下は全体操作のショートカット。
一般
| 操作 | キー |
|---|---|
| 元に戻す | Ctrl + Z |
| やり直し | Ctrl + Shift + Z |
| 新規作成 | Ctrl + N |
| ファイルを開く | Ctrl + O |
| ファイルに保存 | Ctrl + S |
| 印刷 | Ctrl + P |
| セッションシート表示 | Ctrl + 1 |
| コードチャート表示 | Ctrl + 2 |
| ショートカット一覧 | ? |
入力モード切替
| 操作 | キー |
|---|---|
| 五線譜モード | Ctrl + Shift + 1 |
| TABモード | Ctrl + Shift + 2 |
| コードモード | Ctrl + Shift + 3 |
| マニュアルモード | Ctrl + Shift + 4 |
| 声部切替(メロディ/伴奏) | U |
再生
| 操作 | キー |
|---|---|
| 再生/一時停止 | Space |
小節操作
| 操作 | キー |
|---|---|
| 小節をコピー | Ctrl + C |
| 小節をカット | Ctrl + X |
| 小節をペースト | Ctrl + V |
| 小節を削除 | Del / Backspace |
編集
| 操作 | キー |
|---|---|
| 編集モード終了/選択解除 | Escape |
| イベント間の移動 | ← → |
音価(編集モード)
| 操作 | キー |
|---|---|
| 音価を設定(全音符〜64分) | 7 6 5 4 3 2 1 |
| 音価を短く | + / = |
| 音価を長く | - |
| 付点の切替 | . |
| 3連符の切替 | T |
| 5/6/7連符の切替 | Shift + 5/6/7 |

13. マイク入力(TAB入力モード)
TAB入力パネルの下部に「マイク入力」がある。マイクからの音を拾ってフレット/弦を推定する入力補助機能で、有効化してから演奏すると対応する音符が入力される(詳細な使い方はパネル内の「使い方」リンクを参照)。
14. プラン(Free/Pro)
| 機能 | Free | Pro(¥450/月) |
|---|---|---|
| 小節数 | 8小節まで | 無制限 |
| notave AI 生成 | 5回(お試し) | 月50回 |
| 動画出力 | ウォーターマークあり | ウォーターマークなし |
| 印刷出力 | ウォーターマークあり | ウォーターマークなし |
| MIDIエクスポート | — | ○ |
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