バンドの曲は、たいてい全員の頭の中にあります。それぞれの、少しずつ違う形で。
だから最初のスタジオは、演奏の場ではなく認識のズレを見つける場になります。「そこ、Bメロ8小節のつもりだった」「間奏そんなに長かったっけ」——それが分かるのが、6人が集まってスタジオ代を払っている最中です。
もし、入る前に1枚あったら。全員がそれを見て、思ったことを書き込んであったら。スタジオは最初から、演奏を合わせる場になります。
たたき台なら、もうできている
頭の中のものを譜面に起こす手間を考えると、そこで止まりがちです。でも DAW で打ち込んでいるなら、たたき台はもう半分できています。
曲の一覧の「ファイルから取り込む」に、.mid / .midi / .musicxml / .xml / .mxl のどれかを渡すだけ。作る前に、何小節の曲になるか・どのパートが何音かが1枚出ます。

「この内容で作成」で、ボーカル・ギター・ベース・キーボード・ドラムが平行に並んだスコアになります。ギターとベースは TAB にもできます。MuseScore などから書き出した MusicXML なら、コード・歌詞・くり返し記号も一緒に運ばれます。

これは下書きではありません。そのまま鳴らせて、そのまま刷れる本物の譜面です。ただ、まだ誰も合意していないだけの。
5人ぶんのスコアを、1枚にする
あとはリンクを渡します。LINE に1本貼るだけ。開く側にインストールは要りません。
手を動かせるのも、あなただけではありません。ドラムが自分の段を直しても、あなたが何かを書き出し直すことはない。同時に触っても壊れないように、書いている小節には自動で鍵がかかり、別々の場所の変更は両方残り、同じ場所がぶつかったときだけ保存が止まって知らせます。黙って上書きされることはありません。
渡す範囲は選べます。バンドのメンバーだけ、リンクを知っていれば閲覧とコメントまで、編集まで。
意見は、スタジオに入る前に集まる
「サビ前のあそこ、もうちょっと抑えたい」——この「あそこ」を言葉で説明するのに、いつも一往復かかっています。全員が同じ小節番号を見ていないからです。
同じ1枚があれば、その小節に直接書けます。

書き込むと相手にアプリ内の通知が届き、押せばその小節へ直行します。返信で話し、直したら「解決にする」。頼んだ側には「直った」が返ってきます。チャットの流れに埋もれず、話が譜面の上に残ります。
(意見を書くときだけログインが要ります。見るだけならリンクで開けます。)
スタジオでは演奏を合わせることに集中できる
ズレが先に見つかっていると、集まった日にやることが変わります。「どうする?」から始めるのではなく、合意したものを鳴らして、実際どうかを確かめるところから始められる。ソフトウェアで言えば、プロトタイプで固めてから実装に入るのと同じことです。
決まったら、出したいパートだけにして印刷すれば A4 のパート譜になります。DAW に戻りたければ MIDI で書き出せます(くり返しは展開済みなので、開けば通しで鳴ります)。
DAW の中で止まっている曲が1つでもあるなら、それで試してみてください。ログインせずに試す初回にも、同じ取り込みの入口が出ます。
関連: accolva 操作マニュアル

